座礁の3万トンの貨物船!2日(水)引き降ろし作業実施!

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 小樽港のフェリー航路を塞いで、座礁中の3万トンの貨物船の 引き降ろし作業が2日(水)に実施される。このため、2日12:00~14:30は、港内の広い海域で一般船舶の航泊が禁止される。

 小樽港内の勝納ふ頭に着岸作業の、5月29日早朝、中央ふ頭前面で乗揚げ、座礁した3万トンの貨物船が、フェリー航路の半分を塞ぎ、出航にはタグボートが駆り出されるなど、徐々に影響が広がっている。

 小樽海上保安部では、、5月29日に、「北海道西岸小樽港第2区中央ふ頭前面約50m付近で、貨物船31,643トンが乗揚げています」との小樽海上保安部地域航行警報9号を出して、航行する船に警戒を呼びかけた。

 中央ふ頭前面で乗揚げ、座礁した 3万トンの貨物船「リンドス号」は、中央ふ頭と勝納ふ頭の間の水面の半分近くにせり出している。隣は、勝納ふ頭の新日本海フェリーの発着場所で、大型フェリーが1日2便運行されている。このため、1日も早い現状回復が望まれ、船主がサルヴェージ会社に離礁作業を依頼した。

 サルヴェージ会社では、6月1日に潜水調査などを行い、2日午後から座礁船の引き降ろし作業を行うことになった。このため、小樽海上保安部では、6月2日12:00~14:30の間「小樽港内において乗揚げている船舶の引き降ろし作業が実施されるため、一般船舶の航泊を禁止します。但し、港長の許可を受けた船舶及び岸壁に係留している船舶についてはこの限りではありません」との、小樽港長公示第1号を出した。

 港内で立ち往生の、3万トンの貨物船の離礁作業の行方に注目が集まっている。

◎小樽海上保安部HP