小樽築港駅南口に「希望の塔」よみがえる!


kibou.jpg 2003(平成15)年2月まで小樽駅前に設置されていた「希望の塔」が、「ライオンズクラブ国際協会331-C地区小樽キャビネット」(本間義章会長)によって、新たに築港駅南口前に移設された。5月15日(月)10:00、本間会長から山田勝麿市長に移設設置費用(200万円相当)の目録が手渡された。
 「希望の塔」は、1976(昭和51)年に、5つの小樽ライオンズクラブが合同事業として約100万円かけて建てられた。平行四辺形型(3.5m×3.6m×0.92m)の黒大理石台座に「希望」の詩 「坂とほほえみ 海に心おどらせ  ねがいをはせる このまち 小樽で人間は生きる あなたとわたし ひろがってゆく まぶしい波がある」が刻まれている。台座の上には、5人の子供たちが手をつないで飛び跳ねる群像が設置されている。
 2003(平成15)年2月に長年の雪や雨水などの影響で、老朽化や破損が見られ、御影石の落下の危険性もあると、小樽駅前の設置場所から撤去し小樽市が保管していた。
 このため、同会が、「ライオンズクラブ国際協会331-C地区」の年次大会の事業の一環として 「何か残せるものをと考えていて、5つのライオンズクラブが建てたモニュメントが小樽市に眠っているから、修復して設置しなおそう」(本間会長) と、修復や移設場所の補正などの費用全額を負担し「希望の塔」が再びよみがえった。
 同会の佐々木忠康事務局長は 「小樽市がこのモニュメントを残していてくれたことに感謝している」 と、よみがえった「希望の塔」を見上げていた。