予算特別委が教育委員長出席めぐり紛糾!夜間議会に突入!

夜間議会に突入した9日の予算特別委員会
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 開会中の3月市議会(第1回定例会)は、8日(火)本会議を開き、一般質問と委員会付託を行い、9日から22日までの14日間の休会を決定。市議会論戦の舞台は、9日から16日までの予算特別委員会や、17日の各常任委員会での委員会質疑に移った。
 予算特別委員会は、9日(水)13:00から開会予定だったが、共産党が求める本会議及び予算特別委員会への教育委員会委員長の出席をめぐり紛糾。市役所勤務時間終了時からの開会となり、夜間市議会に突入した。
 小学校を統廃合する市の適正配置計画案で、本定例会を「教育議会」と位置付けしている共産党は、3月4日の本会議での会派代表質問と、9日の予算特別委員会に、教育の最高責任者として、西條文雪教育委員会委員長の出席を要請していた。しかし、委員長との日程調整が出来ず、結局西條委員長は、8日の共産党議員の一般質問に駆けつけ、「決まっていた出張と重なり出席出来なかったことをお詫びする」と陳謝した。
 しかし、共産党は8日の予算特別委員会の理事会で、9日の出席を要請したが、これも日程の調整がつかず、16日の予算特別委の最終日出席との回答で、態度を硬化させた。
 このため、9日(水)13:00から開会の予讃特別委は大幅にズレ込み、共産党と教育委員会との協議が延々と続けられ、委員会は空転した。
 結局13日17:15から開会された予算特別委員会は、冒頭で菊譲教育長が、「本会議の委員長出席が前日になり日程調整がつかず、予算特別委の出席でも日程調整が出来なかったことを、教育委員会として深くお詫びし、このような事態が2度と起きないようにする。予算特別委の開催を大幅に遅らせたことをお詫びいたします」と陳謝した。
 これに対し共産党は、「本会議に次いで、予算特別委でも教育の最高責任者を出席させないということは、共産党に委員長を答えさせないという策謀に他ならない」と、今後も西條委員長の出席を求める姿勢で、委員長とも話し合うとしている。