小樽市潮見台中の赤水!水道工事費300万円寄付!


water.jpg 3月9日(木)10:00、小樽市管工事業協同組合(平口山謙一理事長)から小樽市(山田勝麿小樽市長)へ、小樽市立潮見台中学校の水道工事費として300万が寄付された。
 市水道局に登録している水道関連事業社23社で作る同組合が、同校の水道から赤水が流出していることを知り、「何か役に立てないか」と、2006(平成18)年度予算の給水設備改修事業費の一部を寄付するもの。
 同組合は、阪神淡路大震災の際にボランティアで救援活動に参加したり、土・日・祝日、深夜など、市水道局対応時間外に水道工事なども行っている。
 潮見台中学校の現在の校舎は、1976(昭和51)年に建て替えられた。当時の児童数に合わせて作られているため、現在の少子化の影響で未使用の教室などが存在する。
 この未使用の各教室では、長期間水道を使わないため、水回りが悪く錆びが生じ、赤水の原因となる。約6年前から夏休みや冬休みなどの長期休暇後に赤水が出ていた。約3年前からは土・日後の月曜日にも赤水が出始め、問題となっていた。
 現在、新年度予算として計上しているのは、市内小学校6校と中学校2校の計2,600万円。このうち、潮見台中学校1校分の水道工事費が9日(木)に小樽市に寄付された。
 潮見台中学校の水道工事期間は、3月13日(月)から4月25日(火)までの予定で、「4月6日(木)の始業式と入学式に合わせて工事を行う」(同組合)としている。今回の工事では、新たにステンレスの水道管を使用するため、「工事費が高額なものになってしまうが、錆びにくく、半永久的に使用出来る」と赤水の対応仕様となる。
 平口山代表理事は、「小樽の水がおいしいと評判なので、一日でも早く安全に安心に児童たちが、水道から直接おいしい水道水を飲めるようにしたい」、寄付された山田小樽市長は、「大変ありがたい。ぜひ水を飲みに行きます」と笑って答えていた。「こんな厳しい財政状況の中、寄付して頂いて非常にうれしい」(市教委教育部・三輪勝憲総務管理課長)。