1万本のバラが描く花絵!インフィオラータ イン 小樽! 


 色鮮やかな1万本のバラの花びらで描く花絵が、4月29日(土)、ウィングベイ小樽(築港)2番街1階イマジネーションチャンバーに見事に浮かび上がった。
 「インフィオラータ イン 小樽」のイベントには、小樽桜陽高や潮陵高の生徒、ボランティアなど約30名が参加。午前中から夕方にかけて、1万本のバラと気持ち良い取り組みを続け、色彩豊かなインフィオラータを、小樽に出現させた。
 イタリア語で「花を敷き詰める」という意味の「INFIORATA(インフィオラータ)」は、イタリアの各都市で行われる祭りの道路絵。街の道路にチューリップやバラの花びらで、図柄を浮かび上がらせるフラワーアート。日本では、神戸市の20万本のチューリップを使ったインフィオラータが知られている。
 小樽では、道内初に行われた昨年のインフィオラータに続いての開催となった。今年は、イタリアのスペッロとジェンツアーノという街の5m×5mの図柄に、1万本のバラの花びらとカラーサンドで装飾するインフィオラータ。
 午前中は、1万本のバラの花びらをむしる作業。参加者達は 「いい香り」、「きれいな色ね」と、赤やピンク、黄色など7色のバラの花びらを分けていった。午後から図柄に花びらを敷き詰める本格的な作業が開始され、花びらやカラーサンドを丁寧に配置していった。最後に、花絵の周りにスノーボールという緑色の葉っぱを飾りつけ、色鮮やかな作品が完成した。
 藤川靖彦・作品プロデューサーは 「去年は簡単なものだったが、今年の絵は難しいのに良く出来ている。来年は5mよりも大きくできたらいいな」と、作品の出来に高い評価をしていた。
 ボランティアの斎藤さやか(22)さんと小熊悠(22)さんは 「今回はじめて参加したけれど、楽しかったです。徐々に出来上がっていき、完成して上から見てみたら本当に感動しました。花びらを細かいところに配置する時に、ハサミで花びらを切ることができないので大変でした」と、花絵とピースして記念写真に納まっていた。 バラの香りに足を止めた買い物客たちも、「素晴らしい」、「見ごたえがある」と、暫く作品に見入っていた。
 この作品は、5月7日(日)まで展示されており、最終日の夕方に撤去される。

 ウィングベイ小樽