全道高校生の作品500点ずらり!第40回美術展・研究大会


highSart1.jpg 全道の高校190校1,050名が参加する大規模な「第40回美術展・研究大会」が、10月5日(木)・6日(金)の2日間で開催されている。全道各地から選抜された油彩画や工芸などの作品500点が、小樽市総合体育館(花園5)に勢揃いしている。
 同大会は、北海道高等学校文化連盟、北海道教育委員会の主催。今年のスローガンは“未来へつなぐ希望色”。1967(昭和42)年に室蘭で第1回が開催され、今年で第40回目の大会となる。
highSart2.jpg 10月5日(木)は、全道から集まった作品500点を展示している小樽市総合体育館が、9:00から18:00まで一般開放されており、高校生や市民など多くの人が観賞に訪れていた。
 市民会館で10:30から開会式が行われた。岩内高等学校太鼓局「雷電太鼓」の打演が披露され、大沼寛大会委員長(小樽潮陵高等学校長)が、「大会には、毎日美術作品づくりに打ち込む生徒の皆さんが、全道各所から選抜されて集まっております。皆さんのこれからの美術活動にとって、何らかのきっかけを掴む大会となることを願っております」と挨拶した。
highSart3.jpg 同大会では、作品を展示するほか、「オリジナルスタンプつくり」や、小樽運河周辺の「スケッチ研修」が行われた。スケッチ研修では、1,050人の生徒たちが、堺町通りや旧手宮線、小樽運河などをそれぞれ選び、水彩やクレヨン、色鉛筆など自分の力作に挑んでいた。釧路東高校1年生の小野真維さんと山本澪さんは、「小樽には旅行で来たことがあり、有名な観光名所は知っています。今日は、この運河の倉庫群の風景の構図が良く、きれいだと思って描きました」と、小さなスケッチブックに初秋の運河を写生していた。
 6日(金)9:00~11:00も、小樽市総合体育館に並ぶ高校生の作品が一般開放される。