2年続きの市職員の不祥事!締らぬ小樽市役所の「仕事納め」 


osame1.jpg 小樽市役所(山田勝麿市長)は、12月28日(木)16:00から「仕事納め」を行なった。昨年末の市職員の市税ネコババ事件に続き、今年の市幹部職員による強制わいせつ事件と、2年練続の市職員の不祥事に対して、市民へお詫びを重ねる締らぬ小樽市役所の「仕事納め」となった。
 山田市長は、幹部職員ら約200名を市議会議場に集め、「早いもので、今年の仕事も本日で終わりとなります。今年は全国各地で公務員による不祥事があり、国民の信頼を大きく損ねたことは誠に残念なことであります。小樽市においても幹部職員が強制わいせつ事件で逮捕されたことについては、任命責任者として大きな責任を感じております。また、私ども地方自治体にとって今年最も大きな出来事は、夕張市の財政再建団体への転落であります。これは『夕張ショック』として、道内はもとより全国の地方自治体に衝撃をもたらしました。再建計画の大枠を見ますと、住民負担や職員の給与削減、事業の中止など想像以上のものとなっています。本市においても2年続けての赤字予算となり、厳しい財政運営を強いられています」と、2年連続での苦渋の挨拶をした。
 集まった200人の幹部職員たちも、同僚が起こした2年連続の不祥事に、やりきれなさを滲ませながら聞き入っていた。
 市の1,300億円に上る巨額借金と2年連続の赤字予算という、行政トップの失敗のツケを回されるのは、結局、市民や一般職員だ。声高に財政再建を叫ぶ山田市政だが、現状は一向に改善されず、さらに悪化の一途を辿っている。夕張市の二の舞になる日も目前に迫っている中で、緊張感の欠ける一部職員の2年連続の不祥事や2年連続の赤字予算で、小樽市民を崖ップチに追いやる市長や市役所を見る市民の目は、さらにさらに厳しいものになっている。
 小樽市役所の締らぬ2006年の幕は閉じたが、年末に3選出馬を表明した山田市長と市役所の先行き見通しは、一向に不透明となっている。2007年に小樽市民は、どのような結論を出すのかが問われている。2007年、市役所の仕事始めは、1月4日(木)から。