“樽協”が“欽ちゃん球団”と交流戦計画!


 “樽協”と小樽市民に親しまれて創部80年を迎える「小樽野球協会」(迫俊哉部長)が、タレントの萩本欽一さんが監督を務める茨城ゴールデンゴールズとの記念交流戦開催を目指し、スポンサー獲得や資金集めに奔走している。
 小樽野球協会は、創部80年の歴史を持つ市内唯一の社会人野球チーム。北海道代表として脚光を浴びた時代もあり、市民からは“樽協”の愛称で親しまれている。本拠地は小樽市営桜ヶ丘球場。
 小樽市の補助金も年々減らされ、時代の流れと景気の低迷などの影響で厳しい運営を強いられている。このため、1993(平成5)年に後援会(安達英明会長)が発足し、毎年7月にビールパーティーを開催して資金調達し、活動を続けている。
 同会では、創部80年を記念し、2008(平成20)年6月8日(日)、“欽ちゃん球団”として知られる茨城ゴールデンゴールズとの交流戦を、市営桜ヶ丘球場(花園5)で開催しようと計画を進めている。
 「小樽市民に支えられ、80年の歴史を重ねてきた。80周年をただ祝って会場で飲むだけではつまらない。話題の社会人野球チームの欽ちゃん球団に、ぜひ、小樽に来てもらって交流戦を開催し、頑張っているところを小樽市民に見てもらいたい」(OB会・岡本二三男会長)と力を入れる。
 しかし、交流戦には、欽ちゃん球団の招請費や交通費、宿泊費、さらに当日の人件費などで、総額約700〜800万円かかるとしている。このため、約5,000人分の入場券の販売を計画している。欽ちゃんの来樽で、札幌からの観客も見込めるため、同会の後援会やOB会などで、札幌まで広げ、スポンサー獲得に走りまわっている。
 スポンサーの獲得次第で、最終的には2月中に試合が出来るかどうか決定するため、「多くの市民の協力を仰ぎたい」と、資金調達への協力を呼びかけている。
 当日の試合前には、少年野球教室の開催も検討しており、参加した子供たちは無料で試合を観戦出来る。
 この交流戦が実現すれば、内野席と外野席合わせて約5,000人の入場者を呼び込むことになり、小樽の野球史上や桜ヶ丘球場にとっては例のない大型イベントとなり、沈滞気味の小樽で大きな話題になりそうだ。
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