運命やいかに!宙に浮く小樽駅前の歩道橋!

hodokyo.jpg JR小樽駅前交差点角地に、新ツインタワービル建設のための解体工事が進み、長年幽霊ビル化していた第3ビルの姿が消え、向いの第2ビル(長崎屋小樽店)とを結んでいた歩道橋が、片肺状態の惨めな姿で宙に浮いている。



 この歩道橋は、1969(昭和44)から1976(昭和51)年まで、111億円の巨費を投じて行われた駅前再開発事業の一環で建てられた。長崎屋小樽店の第2ビルと旧国際ホテルの第3ビルを結ぶことを目的に、JR小樽駅前交差点に造られた。当時は、両ビルの利用者の行き交う姿も多かったが、国際ホテルの廃業で、利用者の姿が少なくなっていた。
hodokyo1.jpg この駅前一等地には、高層ホテルとマンションの新ツインタワービルが建設される。「小樽駅前第3ビル周辺地区市街地再開発組合」(山本秀明理事長)では、新ビルとこの歩道橋とは接続しないことにしている。
 両ビルをつなぐ役割を失った歩道橋は、新ビル側が閉鎖されている。この歩道橋の撤去については、小樽市議会でも論議され、小樽市は、撤去する方針を表明している。このため、市では、歩道橋を管理する小樽土木現業所に撤去の申し入れを行った。「再開発の新ビルの建設工事が着工になるので、きちんと整理して撤去の協議を進めたい」(小樽市建設部)としている。
 しかし、小樽土木現業所(奥沢1)では、「小樽市と協議をしているが、すぐに、はいそうですかとは言えない。hodokyo.jpgこの構造物を撤去するには、数千万円はかかる。道内では、老朽化して使えなくなったものを撤去したことはあるが、小樽駅前のようにまだ使えるものを簡単には撤去出来ないので、今後協議していく」と、慎重姿勢だ。
 宙に浮いた旧3ビル側の歩道橋の一部約1.5mが、同組合の敷地部分にせり出している。このため、同組合では、本格的なビル建設までには、この部分だけでも撤去したいとしている。
 小樽駅前の一等地の交差点をまたぐ歩道橋は、海への眺望を阻害しているのではないかとの声も上がっている。ビルをつなぐ役目が無くなった歩道橋の下には、横断歩道が設けられており、歩行者がわざわざ階段を上って、この歩道橋を利用するのも考えられない。歩道橋撤去を巡る、道と市の今後の協議の行方で、宙に浮いた歩道橋の運命が決まることになる。
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