小樽天狗山で真剣勝負 「岡部哲也カップ」開催  

okabe.jpg 久々の降雪に見舞われた小樽天狗山スキー場(最上2)で、オリンピック選手とともに223人の選手たちが、雪上の真剣勝負を繰り広げている。



 「岡部哲也カップスラローム競技会」(国際スキー連盟公認(FIS)は、3月29日(土)・30日(日)の2日間で開かれている。天狗山の旧コース・ロングラインコースの約160mを舞台に、有名オリンピック選手をはじめ、国内外の223人の選手がタイムを競っている。
 小樽天狗山のオンシーズンを締めくくる大会に参加したオリンピック選手は、皆川賢太郎・佐々木明・生田康宏の3選手。皆川・佐々木の2選手は、北照高時代に天狗山でスキー技術向上に励み、小樽が誇るオリンピック選手。
 29日(土)の第1戦では、岡部選手がデモンストレーションで滑走。過去に3度オリンピックに出場し、日本人最高位を記録した高い技術を披露した。皆川・佐々木・生田の3選手は、競技序盤に次々にスタート。春のザクザク雪の最悪のコンディションの中で、現役五輪選手の鋭いターンで滑り降り、「うわっすげえ」、「格好良い」と声援が飛び交っていた。
 1本目を滑り終えた皆川選手(30)は、「明も生田も僕も久々に一緒に滑った。今日は、故郷に帰って来るという感じで楽しみにしていた。雪質が悪いのはしょうがないが、僕らは集中して滑るだけ」 と話していた。
 佐々木選手(26)は、「第2の地元なので、今日ここで滑れて嬉しい。雪はかなり悪いが、この時期に雪が降ってくれるなんて素晴らしいこと。本当に面白かった」 と笑顔で話していた。
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