列車レストラン「トレノ」大移動作戦始まる 

toreno.jpg 小樽市高島の日本製粉株式会社小樽工場(高島1)の敷地内で、23年にわたって営業を続けてきた青い列車のイタリアンレストラン「トレノ」が、小樽市総合博物館(手宮1・旧交通記念館)へ移動する大作戦が始まった。



 列車レストラン「トレノ」は、高島の現在地から手宮の市総合博物館までの約1kmを移動し、同館前庭に設置されることになっている。
 このための、大移動作戦が、4日(金)8:00から、(株)福島工務店や(株)ショウェイ、(株)杉本運輸らの共同作業で開始された。列車を吊り上げるための大型クレーン車2台が列車の前後に配置され、約20人の作業員の手作業で、列車底に吊り輪を掛けていった。
 9:00から、いよいよクレーン車による吊り上げ作業が行われ、青い列車の車体が車輪から外れてゆっくりと空中に浮かび、脇に置かれた大型トレーラーに下ろされた。宙に浮かぶ列車を見上げていた比良嘉恵代表は、「列車の部品を外す時にマニアが来て、部品頂戴と言われたのよね。こうやって見ると、買った時から古かったけれど、23年間使って結構ボロボロになってしまった。この列車を移動させるために、マンション建てるみたいな大作業になってしまった」 と話していた。
 トレーラーに置かれた列車は、4日(金)23:00から高島から手宮へ大移動することになっている。市内で滅多に見られぬ珍しい列車の大移動作戦だけに、近所の住民や常連からの問合せがひっきりなしに届いているという。
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