市内は建設ラッシュ 官民の大型事業が同時進行


 小樽市内中心部で、官民の建設・土木工事が相次いで行われている。各建設現場では、大型クレーンが林立し、作業が着々と進行している。
 クレーンが立ち並ぶ建設現場は、JR小樽駅前角地や小樽港第3号ふ頭基部、札幌地方裁判所小樽支部、勝納町の弧線橋など目白押し。
 小樽の新しい顔となるJR小樽駅前の角地では、ホテルとマンションのツインタワービル「サンビルスクエア」が、約65億円で建設中。2009(平成21)年6月の全面オープンを目指し、今年1月から建設工事が本格的にスタート。二本のタワービルがニョキニョキと伸びている。関連記事
 この「サンビルスクエア」の工事現場から港に下ると、第3号ふ頭と第2号ふ頭基部の間で、国の機関が入居する「小樽地方合同庁舎」の新築が、約40億円で行われている。現在、基礎部分の工事が行われており、現・小樽港湾合同庁舎(港町5)6階食堂から、工事の様子が見ることが出来る。2009(平成21)年度末の完成予定。関連記事
 港から中心街の花銀通りに上ると、小樽最後の映画館・東宝スカラ座跡地で、高齢者専用賃貸住宅の建設が進んでいる。近藤工業グループが、土地を借りて建設し、完成後は、有料老人ホーム・光ハイツ・ヴェラス(札幌)が運営する。来年3月オープンする予定で、光ハイツ・ヴェラス入居相談室では、9月27日(土)13:30~15:30、小樽グランドホテル4階で、「(仮称)ヴェラス小樽花園」の第2回説明会を開催することにしている。関連記事
 さらに山側へ上ると、小樽市街を見下ろす小樽公園の一角で、札幌地方裁判所小樽支部(花園5)の仮庁舎が建設中だ。6月17日から現庁舎の向かいに建設し始め、12月10日までに完成させる予定。2005(平成17)年には、6ヶ月かけて大規模リニューアル工事(約6,000万円)したばかりだが、仮庁舎に引越し後、現庁舎の解体工事を行い、新庁舎を建設することにしている。関連記事
 国道沿いの若松2町目の池田製菓工場跡では、地域密着型介護老人福祉施設等(仮称)の建設工事が進んでいる。2009(平成21)年3月中旬までに完成する予定。鉄骨地上3階建高さ11.50m・延べ面積2,320.73平米となる。関連記事
 国道を築港方面に向かうと、札樽道手前にある潮見台市営住宅裏で、小樽市真栄保育所の新築工事が行われている。市内で福祉障害児施設を経営する小樽四ツ葉学園(岩田利康施設長)によって、来年3月10日までに平屋建784.26平米の施設が建設される。関連記事
 国道5号から臨港線へ下る勝納跨線橋では、2007(平成19)年6月中旬から2010(平成22)年12月までの約4年間で約40億円をかけ、新設架換えと道路拡幅の工事が行われている。現在、6車線の橋が、札幌方向1車線、小樽方向2車線に規制されている。関連記事