東京国際映画祭で小樽の魅力を発信


 小樽・石狩ロケで作られた映画「ハルフウェイ」(北川悦吏子監督)が、現在開催されている「第21回東京国際映画祭」で紹介される。
 この小樽ロケに携わった市内在住の映像コーディネーター・澁谷明都さん(47)が、23日(木)12:00に、同映画祭の六本木会場(六本木ヒルズ)のJLMライブステージに立ち、「小樽=北海道の魅力」を発信する。
 澁谷さんは、小樽で生まれ育ち、約20年前から小樽を中心にロケ地のコーディネートを行っている。1995(平成7)年公開の映画「Love Letter」(中山美穂主演)も携わった。
 この映画で岩井俊二監督と交流を深めることになり、同監督がプロデューサーを務める来年2月公開の映画「ハルフウェイ」(北乃きい・岡田将生主演、北川悦吏子監督)のロケ地のコーディネートを行った。
 ロケは、昨年10月から11月にかけて、市内の宿や雑貨店、坂などで行われ、小樽らしい風景がいくつも映画に登場する。
 23日(木)の映画祭のライブステージは、日本各地で撮影された最新映画をいち早く紹介するもので、小樽でロケが行われた「ハルフウェイ」のPR上映も行われることになった。このため、澁谷さんがステージに立ち、「小樽=北海道の魅力」について語る。
 「東京でのロケだと何もかも規制され、不自然な映像になるが、私のテリトリーの小樽では、自然体のシーンを撮影することが出来る。今回ロケを行った映画でも、自然のままの小樽は、ロケセットのような街なので、特別にセットなどは必要なかった。23日(木)は、小樽の人も気付いていない小樽の魅力を語りたいと思う」と話している。
 来年2月公開の映画「ハルフウェイ」は、「ロングバケーション」や「ビューティフルライフ」などを手がけた脚本家・北川悦吏子の初監督作品。高校生の男女2人が、卒業を前に揺れ動く恋愛模様を描く青春ラブストーリー。
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