水天宮真下の外人坂で進められている賃貸マンション建設計画で、12月11日(木)18:30から、旧堺小1階・地域活動室(東雲町9)で「住民説明会」が開かれた。
説明会は、建設予定地周辺の相生町・東雲町・山田町の3町会の住民を対象に行われ、約15人の市民が参加した。
設計事務所の(有)エー・トランスデザインワークス(秋庭哲代表取締役)から、賃貸マンション「AMS水天宮」の概要説明が行われた。
マンションの建築主は、株式会社不動産リサーチ(札幌・菅原宝珠代表取締役)。建設地は、東雲町118番1。地下1階、地上3階建の鉄筋コンクリート造で、延べ面積1,294.54平米、建築面積392.13平米。水天宮の山側が2階建・港側が4階建の22戸(1LDK8戸・2LDK14戸)。賃料50,000円から71,000円までの4タイプ。
駐車場は、建築主が所有する敷地内の空地を利用する。ゴミステーションは、道路用地内の清掃局指定の場所に設置するとした。
建設予定地の水天宮周辺(7.7ヘクタール)は、小樽市景観計画で、特別景観形成地区の重要眺望景観地域に指定されている。参加者は、マンション上部が景観を阻害しないかなどに注視しており、秋庭代表は、「なんとか設計を工夫して、海が見えるようにした」と説明した。
施工主の山一建設株式会社は、来年4月から12月までの工事内容を明らかにした。同敷地の土砂(約3,000立米)を運び出す際に、一時、海宝楼の敷地に仮置きするとした。来秋9月には外装工事を終え、10月・11月に内装仕上げを行い、12月10日に工事完了の予定。「安全には十分配慮する」と話した。
参加者からは、「景観形成地区に指定されているが、今日に至るまでの経過はどうなっているのか」、「土砂をそのまま捨てるのか」などの質問が出されていた。
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