定額給付金詐欺にご注意 高齢者宅に不審な電話


 定額給付金に伴う振り込め詐欺の未遂が、小樽市内でも発生した。
 3月17日(火)、市内在住の女性から「母親が定額給付金を装った振り込め詐欺にあいそうになった」と市に通報があり発覚した。
 一人暮らしの女性(78)に対して「定額給付金係ですが、おいくつですか」と電話がかかってきた。女性が「78歳です」と答えると、「2万円ですね。通帳の番号を教えてください」と問い質した。女性が番号を教えると「キャッシュカードは持っているか」と再度質問し、「持っていない」と答えたことから、一方的に切られ未遂に終わった。
 小樽市定額給付金給付事業等実施本部では、この女性の娘から17日(火)に通報を受け、18日(水)、「小樽市では、現在、4月中旬に各世帯に申請書を送付するために準備をすすめています。また、4月1日の広報おたるに定額給付金の概要をお知らせするチラシを折り込む予定です」と、定額給付金を装った振り込め詐欺に対して注意を呼びかけている。