事務局長を全国公募 小樽観光協会


 年間約700万人を超える観光入込客を数える道内有数の観光都市・小樽で、社団法人小樽観光協会(色内2・眞田俊一会長)が、昨年8月から不在となっている事務局長を、3月23日(月)から4月13日(月)まで、全国公募することになった。
 同協会は、1947(昭和22)年に商工会議所内に設置され、1990(平成2)年から現在の社団法人化となった。これまでは、市内観光業者などの推薦で、事務局長を選任してきた。3年前から務めてきた佐々木和夫事務局長は、体調不良を理由に、昨年7月をもって退職し、8月から局長の座が空席となっていた。
 このため、赤間元・専務理事は、「専務理事の私と若い職員が協力して事務局長の仕事を行ってきたが、不在のままではやはり機能することが難しいと判断し、新しい人材を入れることにした。市長のアイディアで公募することになり、市からの助成で工面されることも決まったので23日(月)から募集することにした」という。小樽では、事務局長を公募することは初めて。市からの助成金は約330万円となっている。
 応募資格は、小樽を愛し、小樽市内に居住でき、企業や団体などで経営・管理運営の全般に携わった経験がある人。
 仕事の内容は、企画立案・人事管理・財務管理・総会・理事会・諸会議の運営管理・運河プラザ指定管理者業務・直営ショップ管理業務などの協会実務すべての統括。 勤務場所は、同協会事務所の色内2-1-20。
 給与は、月額35万円(3ヶ月間は試用期間で、月額28万円)。 業績に応じて、昇給する場合がある。健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険があり、通勤手当は、通勤距離2km以上の場合に支給。休日は、4週6休のシフト制で、定休日なし。
 勤務時間は、9:00から17:00までだが、繁忙時には残業がある。雇用期間は3年間。採用は、5月15日(金)の予定。
 同協会では、「淡々としたデイリーワークの見直しやシステムクリエイティング、企画力に期待している。新しい風を吹き込んで欲しいと思う。小樽への観光入込数は、7割が北海道で、その半分が道央圏。札幌などの人は、小樽のことを大体分かっていると思っていると思うので、新しい商品開発なども行ってもらいたい。また、このほかの3割の本州客が減っているのでそれをどうするか、バスの団体客からパーソナル化へ進んでいるので、いかに時間消費型の観光都市にするかも考えてもらいたい」と期待する。
 応募方法などの詳細は、社団法人小樽観光協会HP