小樽の積雪ゼロ 長い長い冬の終わり


sekisetuzero1.jpg 4月4日(土)15:00、市内勝納町の札幌管区気象台の無人・特別地域気象観測所のデータで、市内の積雪がゼロを記録した。
 4日(土)は、最高気温12.3℃・最低気温-0.4℃の4月下旬並となり、9:00までに5cmあった積雪が、10:00に4cm、13:00に1cmと減少し、15:00には、ついに積雪ゼロを記録した。
 過去7年で小樽市内が積雪ゼロを記録したのは、2008(平成20)年は3月31日、2007(平成19)年は4月10日、2006(平成18)年は4月21日、2005(平成17)年は4月20日、2004(平成16)年は4月5日、 2003(平成15)年は4月10日、2002(平成14)年は3月27日。一番早かった年は、1959(昭和34)年3月17日となっている。
 今年の積雪ゼロの記録は、平年並み。市内の天狗山や周辺の山々にはまだ白い雪が残っているが、道路や家の屋根の雪は、すでに3月下旬頃から消え、市の除雪対策本部も解散している。市街地は積雪ゼロなのに、気象台の記録が少し遅れるのは、無人観測所が勝納町の高台に位置しているためとみられる。
sekisetuzero2.jpg 市内各所では、フキノトウやミズバショウ、ザゼンソウなど春の植物が咲き始めており、この積雪ゼロによって北国の長い長い冬が終わり、木々が一斉に芽生える本格的な新緑の季節を迎えることになる。
 札幌管区気象台では、「向こう一週間は、期間の前半は気圧の谷や寒気の影響により曇りで雪か雨の降る所がありますが、期間の後半は晴れる日が多い見込みです。最高気温・最低気温は、共に平年並か平年より高く、期間のはじめと終わりは平年よりかなり高い所がある見込みです。雪の多い傾斜地や山間部ではなだれに注意してください」としている。
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