企画展「建築家・小坂秀雄と小樽文学館」

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 小樽市分庁舎(色内1)の設計者・小坂秀雄氏を紹介する、市立小樽文学館の企画展「トポスの思想と創造~建築家・小坂秀雄と小樽文学館」が、25日(土)から開かれている。
小坂氏は、日本の近代公共建築を牽引してきた郵政建築の第一人者。文学館や美術館などが入居する市分庁舎は、小坂氏が戦後最初に手がけた鉄筋コンクリート造(RC造)の建物。この時期の郵政建築で、ほぼ創建時の姿をとどめているのは非常にまれという。
この企画展に併せて、北海道職業能力開発大学校(銭函3)の3年生2人が、創建時の青焼き図面を調査・再現し、これに基づいて100分の1の模型を制作した。展示室には、この模型とともに、学生の設計図面や、当時の写真・資料、小坂氏が手がけた建物の写真など約35点の資料が並んでいる。

 当時の写真では、屋上にあったテニスコートで体を動かす職員の様子や、今は展示室となっている事務室での作業風景などが紹介されている。「モダン、みつけた」と題し、階段のてすりやトイレの窓の写真も並べ、「小坂氏の軽やかな美意識(センス)が息づいています」と解説している。
同館では、これらの展示から、「設計時の理念を生かした建物の発展的再生について、提案していく」として、新たな市分庁舎周辺のイメージ図なども展示している。
企画展「トポスの思想と創造~建築家・小坂秀雄と小樽文学館」は、6月28日(日)9:30~17:00まで。休館日月曜日。入館料:一般200円、高校生・70歳以上の市内在住者150円、中学生以下無料。問合せ:0134-32-2388
5月のゴールデンウィーク中に、市分庁舎のオリジナルペーパークラフトの発売も予定している。A4版・500円(税込)
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