「先行き見えない」小樽の求人倍率


 17ヶ月連続マイナス 厚生労働省・北海道労働局が4月の道内の有効求人倍率が0.32倍で9年10ヶ月ぶりの低水準となったと発表したが、小樽市内の同月の有効求人倍率はそれよりも0.1ポイント低い0.31倍だったことが分かった。

 有効求人倍率は、公共職業安定所(ハローワーク)で職を探す人に対して、一人につき何件の求人があるかを示す数字。
 小樽職業安定所(ハローワーク小樽)によると、管内(小樽・余市・仁木・古平・赤井川)の今年4月の有効求人倍率0.31倍は、対前年同月比で0.11ポイント下がっており、これで17ヶ月連続で対前年同月比のマイナスを記録している。
 「まさに不況が広がっており、先行きが全く見えない」としている。
 また、4月の有効求職者数は、対前年同月比で266人増の4,466人となった。これは、2004(平成16)年5月以来の高い水準という。