運河保存の市民劇 稽古大詰め


teatoro.jpg 小樽運河全面保存に燃えた男の物語「赤い運河-神様のいない祭り-」の7月4日(土)の公演まで10日となり、演劇集団テアトロ浅草橋(米本幸順代表)の稽古もいよいよ大詰めを迎えている。
 同劇団は、市民限定でオーディションを行い、総勢100人のスタッフで劇を作り上げる。
 物語は、「主人公と友人がお互いの生き様をかけ、信念を貫きながら共に小樽運河保存に賭けた友情を軸に、この運動に関わった多くの市民の思い、主人公の家族の葛藤が織り成すドラマ」。
 劇団員は、7月4日(土)の公演まで10日となり、会場の小樽市民会館大ホールや市民センターなどで、毎日練習を重ねている。
 米本代表は、「いまさら運河保存の問題をどうこう言うつもりはない。観光都市となった小樽では、運河を守るために保存運動があって、この結果、今の運河があるということを、劇に参加してくれた子供や、見に来てくれた人たちに伝えられるだけでいい」と話している。
 公演は、14:00と18:00の2回。一般前売り券1,800円・中高生800円、一般ペア券3,000円(一人1,500円)・親子券(大人と中高生)2,000円。販売は、劇団事務局の浅草橋パーキング(港町5)、市民会館、市民センターなど。5月1日から。問合せ:0134-64-5020