商大生の”本気プロ”中間発表会 提案に市民から意見


honkipro.JPG 「ご当地グルメならしゃこの方がインパクトがある」。「調査した人数が少ない」。
 7月7日(火)13:30~16:00、小樽経済センター(旧日専連小樽ビル・稲穂2)の4階会議室で、「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト2009」の中間発表会が開催され、大学生の提案に耳を傾けた市民から、多くの意見が出された。
 2年生21人が参加する同プロジェクトは、5月14日からスタート。ご当地グルメ・新しいスイーツの開発、小樽物産のネット販売、小樽の中心市街地活性化についての課題解決を模索している。
 中間発表会は、「市民のみなさまのお考えやご意見をいただいて提案に活かしたい」と開いた。 市産業港湾部職員や観光業者など約30人が集まった。プロジェクトに取り組む6班が、これまでの調査内容から考察した課題や問題点、アイディアを発表し、今後の活動目標を提案した。
 ご当地グルメの開発に取り組むグループは、ホッケやニシン、シャコ、タコ、トマトなど小樽の食材を使って、地域に根ざした新しいグルメ「おたるのごはん」の創出を目指すと発表。観光客だけでなく地元の人たちにも愛される料理を提案することにしている。

 新しいスイーツを開発するグループは、市民と観光客の好みや購入する価格の調査結果から、200円以下で、地元らしさを出した和と洋をミックスした菓子を開発するとした。
 このほか、小樽地場産品インターネットショップの開設や、旧手宮線の活用・整備で市街地の活性化を図るアイディアを発表した。
 これに対し、会場に集まった市民から、「どんな料理になるかは分からないが、ご当地グルメならシャコを使うとインパクトがあると思う」や「スイーツ開発のために実施した調査が、100人だけでは少ない」、「新しいスイーツの開発をするなら、健康的やヘルシーを強調するのも良い」などの意見が出された。学生たちは、これらの意見を今後の取組みに活かしたいとしている。
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