受験者数減少 おたる案内人基礎コース新設


 小樽のご当地検定を運営する小樽観光大学校(山田勝麿大学校長)は、減少傾向にある検定試験「おたる案内人」の受験者数の対策として、10月31日(土)に、1日だけの基礎コースを新設する。
 案内人の検定試験は、2007年1月にスタートし、1級に58人、2級に85人の計143人が受験したが、その後、受験者数が減り、直近の第5回では、1級19人、2級52人の計71人と半減した。
 このため、「検定試験が始まってから3年経ち、応募が少なくなっているので、新たな受験者の掘り起こしを視野に入れ、また観光客にも1日だけなら小樽の勉強をしたいという人をターゲットにした」(西條文雪運営委員長)と、1日だけの基礎コースを開設する。
 基礎コースは、「観光都市小樽のことをみんなで知ろう」をテーマに、午前(講義・小樽の明治から昭和の流れ)と午後(フィールドワーク・運河~歴史的建造物)の2部構成となっている。1日受講すると終了証が配布される。修了者には、1級、2級の受講料の1,000円割引がある。午前の講義だけの受講も可能で、午後のフィールドワーク後に配布される終了証は、後日郵送される。受講料一人3,000円(税込)、中学生以下一人1,500円。チラシ 申込書
 「勉強すればするだけ小樽のすごさが分かるという人もいる。ぜひ、気軽に受けてもらいたい」(同大)としている。今後は、年に数回の開講を予定している。
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