3年ぶりの上昇判断 しりべし経済レポート


 財務省北海道財務局小樽出張所(港町5)は、1月29日(金)、「しりべし経済レポートVol.54」(平成22年1月発行)を発表した。
 後志管内の経済概要(平成21年9月~11月は、「総じて停滞しているものの、一部に持ち直しの動きがみられる」とした。
 同所によると、管内は、平成19年4月発表(平成18年12月~平成19年2月)で上向き判断以降、横ばいか下向きで推移してきた。昨年7月発表時には、北海道の経済が上方修正されたにも関わらず、管内は「数字的にまだ足りなかったので、総じて停滞しているとまとめていた」という。
 しかし、今回、家電製品の売り上げや新車販売台数が伸びたことを受け、約3年ぶりの上昇判断となった。
 木原秀志所長は、「プラスになっているのは車と家電、公共工事しかない。政府のエコポイントやエコカー減税などの支援策の効果が浸透したことが影響している。しかし、あとはマイナスで、停滞していることには違いない。国の2次補正予算が国会で通ったので、今後、1次補正とつながれば良くなると思う。ただ、財布の紐が堅いのでどうなるか」と話している。
 「しりべし経済レポートVol.54」(平成22年1月発行)
 財務省北海道財務局小樽出張所