雪の間から春の使者・フキノトウ

 春の訪れを告げるフキノトウが、相生町の旅の家「もりのき」脇の傾斜地に積もる雪の間から、次々に顔を覗かせている。
 2月25日(木)に最高気温11.9℃を記録する4月中旬並の陽気となり、雪が解けた斜面から、自生するフキノトウが一気に姿を現した。
 冷たい雪の下で春の訪れを待っていた、黄緑色の衣を幾重にも重ねたフキノトウは、日に日にツボミを大きくする。周辺住民は、「この場所は日当たりが良く、毎年早めにフキノトウが顔を出す。最初に採ったフキノトウは、ペペロンチーノにして食べた」と話している。
 市内では、手宮公園脇の崖地などにも多く自生している。独特の香りとほろ苦さがあるが、天ぷらや煮物、味噌和えなどに調理して楽しむことが出来る。
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