「あまとう」でうどん復活!桜色に変わるヘルシーな一品


 北海道の人気スイーツとなったサブレ「マロンコロン」や、クリームぜんざい、ケーキなど、洋菓子屋として知られる「株式会社あまとう」(稲穂2・柴田明代表取締役)。実は、80年前の1929(昭和4)年の創業時は、食堂とぱんじゅう屋だったことはあまり知られていない。
 同社運河店(色内1・運河ターミナル内)では、メニューのバリエーションを増やそうと、数十年前に販売していたうどんメニューを、今流行のダイエット風にアレンジし、今年3月から販売を始めた。
 あまとう本店は、都通り商店街にある。1934(昭和9)年には、酒・ラーメン・寿司・オムライスなど、80品を超える品揃えで長蛇の列を作っていた。今では、小樽の人気洋菓子店となり、50年前に開発されたマロンコロンは全国各地から反響を呼び、年々、販売個数が伸びている。
 同社は、2006(平成18)年、かつての銀行街に立つ「小樽運河ターミナル」(色内1)内に初めて支店をオープンした。この時、樽っ子洋食料理人・寺内優さん(32)をスカウトし、責任者とした。「自分からアイディアを出して、本店にないカラーを」と、様々な新メニューを加えた。
amatouudon1.jpg このほど、「観光地周辺で働いている人のためのランチをやっている店があまりない。昔、本店の裏に従業員用の食堂があったが、賄いはうどんだった」と、再び、うどんメニュー”梅しそうどん”を作った。
 ダイエットブームに乗り、かつお・昆布ダシに薄口しょうゆと白しょうゆを混ぜて、さっぱり味に。梅をつけてモチモチしたうどんをすすると、ツユの色がどんどん変わり、女性が好む淡い桜色になる。旬のサラダもセットにし、ヘルシーなランチメニューに仕上げた。「ピンク色がすごく可愛いし、ヘルシーで美味しい」と女性客から好評。値段は、550円(税込)と手ごろだ。4月29日(木)から5月5日(水)までは販売休止。
 あまとうHP