新種のアシナガバエ 市総合博物館で展示

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sinsyuhae.jpg 市内奥沢水源地で発見された新種のアシナガバエが、5月1日(土)から、小樽市総合博物館(手宮1)で展示されている。
 このアシナガバエは、1996(平成8)年の同館の調査で発見された。利尻町立博物館の佐藤雅彦学芸員とロシア・ヴォロネジ州立大学のO.P.NEGROBOV博士の研究で、13年後の2009(平成21)年、新種であることが確認され、イギリスの学術誌に発表された。
 同館では、「昆虫の研究で新種が発見されることは珍しいことではありませんが、当館の調査で採集された昆虫が、新種として発表されたのは今回が初めて」としている。
 アシナガバエ科は、ハエ目の中の直縫短角群(ちょくほうたんかくぐん)と呼ばれるグループに属し、一般的なハエよりもアブに近い昆虫。世界で約7千種が知られているが、非常に研究の遅れているグループで、まだ多くの未発見の種類があると考えられている。
 長くてスラリとした脚と、メタリックに輝く美しい体色が特徴。奥沢水源地で発見された新種は、体長3.5mm、翅長3.0-3.7mm。小樽以外では、利尻島、礼文島、幌延町で発見されている。顔面の色、触角の形状、胸部の毛の状態、腹部の模様などに特徴がある。
 同館では、アシナガバエの写真のほか、学術誌、新種が発表されるまでの解説などをエントランスホールに展示している。「入館料がかからないホールで展示しているので、ぜひ多くの方々に見に来てもらいたい。博物館の取組みについて知ってもらいたい」(山本亜生学芸員)と呼びかけている。
 展示は、5月31日(月)まで。