手作りギャラリー「スペースアルト」誕生


spacealt.jpg 小樽都通り商店街と静屋通りの間の小路にある元塗料店を改装したギャラリー「スペースアルト(稲穂2)」が、6月18日(金)にオープンした。
 同ギャラリーをオープンさせたのは、内山直美さん。祖父の塗料店にシャッターを下ろしたままにするのは偲びないと、夫の内山景一朗さんとともに1年間の改装作業を行った。
 塗料店の有限会社大功商会は、1948(昭和23)年創業。戦後50年以上塗料の小売を続けたが、昨年5 月に閉店することになった。
 直美さんが、店舗の片付けをしていたところ、偶然通りかかった叔母で水墨画家の土岐紫冬さんが、「シャッターが閉まるのは残念。ここで展覧会が出来たら良いのに」と一言。この言葉に背中を押され、壁の張替え、天井や床、テーブルに残っていたペンキを塗り、家族で改装した。
 1年かけ、このほど、約30平米のギャラリーを完成させた。ギャラリー名は、10年前に始めたシャンソンでアルトを努めていることから、「スペースアルト」とつけた。
 オープン記念として、叔母の水墨画とその生徒7人の作品約20点を飾る。「お祝いの意味を込めた」とハイビスカスやツバキ、ウメなどの花を描いた淡い色使いの作品を並べている。
 「夫の日曜大工や息子のロゴデザインなど、家族みんなの手作りのギャラリー。気軽にお越し頂きたいわ」(直美さん)。入場無料。
 地域の方々の展示スペースとしての貸し出しも検討している。1日2,000円。問合せ:090-7650-0779
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