テナント撤退さらに ウイングベイ小樽「ウォール(WALL)」


wingbay-wall1.jpg ウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)の開業7周年イベントに併せて改装オープンした大型アウトレットタウン「ウォール(WALL)」から、テナン トの撤退がさらに止まらない。
 「ウォール(WALL)」は、2番街の1・2階、3・5番街1階にあるファッション、アクセサリーを中心としたアウトレットタウン。2006(平 成18)年の開業7周年イベントに併せて改装オープンした。かつての小樽繁栄に思いを託して「ウォール(WALL)」と名づけ、7億円の増収を目指すとしていた。
 しかし、オープン当初は、新たに韓国の人気ブランドなどを誘致するなどで話題を呼んでいたが、同施設は数年で足早に撤退。これに続き、各テナント も撤退をはじめ、店の入れ替わりが激しくなり、新たな出店が見込めないスペースは、イスやテーブルを置いた無人の休憩所となった。
 小樽観光の繁忙期に入った今年7月には、2番街・2階にあった雑貨・衣料店「ベルメゾンマーケット」、3番街・1階レディスファッション・雑貨 「ザカナカ」が撤退。
wingbay-wall2.jpg 8月には、今春から閉店すると告知していた、2番街・2階の洋服店「SURPRISE MARKET(サプライズマーケット)」が撤退。同店のほか、2番街・1階の帽子店「青い海・白い海アウトレット」、カー用品店「スクーデリア・ジャパ ン」の2店舗も閉店していた。
 さらに、9月10日頃には、2番街・1階のレディスファッション「マリコレクション」も撤退する。現在、閉店セール中。
 かつての小樽繁栄に思いを託してオープンした「ウォール(WALL)」は、衰退する小樽の街同様、すっかりテナントが少なくなり、人通りもまばら になっている。同所の販売員は、「人が来てもただ通過するだけになっている」と、その惨状を漏らしている。
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