旧小樽短大に展示 小樽出身画家・加藤清江さんの作品

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katoukiyoe1.jpg 2008(平成20)年に閉校した旧小樽短期大学(入船4)の教室やロビーに、10月23日(土)から、小樽出身の画家・加藤清江さん(1999 年死去)の作品の数々が展示されている。
 同大建物を所有し、小樽看護専門学校(入船4)・小樽明峰高校(最上1)を経営する学校法人「共育の森学園」(鈴木秀一理事長)が、加藤さんの長女・峰さん(71)から作品約60点の寄贈を受けたことで同特別展を開いた。
 加藤さんは、1914(大正3)年、天狗山の麓にあった末武牧場の次女として生まれた。18歳で道展に初入選し、市長賞、長官賞などを受賞。この後、道展会員、一水会の会員となり、札幌での個展開催は20回にも及んだ。フランスに渡り、パリの府警や裸婦像などの作品を手がけ、個展も4回開 いた。
 幼少期からスキーに親しみ、24歳の時には、女子アルペン競技が初めて採用された全国スキー大会で、滑降、回転競技で優勝した。49歳まで現役を続 け、全国大会に5回も出場。冬季オリンピックには役員として2度も参加した経験もある。札幌レディースクラブを結成し、機関紙の発行に携わり、私立高校のスキー部顧問として指導にあたり、こよなくスキーを愛した。
 女子スキーの草分け的存在として知られ、画業と両立し、家事はもちろん、縫い物や編み物、庭仕事など多方面で超人的な活動を続けた。晩年は、心身の衰弱と老化が進み、長女・峰さんに支えられて生活し、1999(平成11)年に85歳で亡くなった。
katoukiyoe2.jpg このほど、峰さんは、約60点の作品を同学園に寄贈。閉校後の講義室や図書館などの活用に取り組む中、寄贈を受けた30点を教室やロビーなどに展示している。
 小樽の風景やフランスで描いた裸婦像など、加藤さんのそのエネルギッシュな人柄が全面に押し出されているダイナミックな作品が、至るところに飾られている。
 入船小4年の木幡亜美さん(9)は、「絵に興味があり、自分の顔を描いたりしている。色がいっぱいあってきれいな作品で、色使いやバランスを勉強したい」と作品をじっくりと眺めていた。
「小樽で生まれ育った画家~加藤清江特別展」は、10月23日(土)~31日(日)10:00~17:00。無料。30日(土)13:30~14:30に、長女・峰さんによるトーク&ティータイムが開かれる。
小樽在住のイラストレーター・作佐部雅代さんの小品展「小人さんがいるよ」も同時開催中。
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