総務部長逮捕で市に申し入れ 「小樽明るい革新市政をつくる会」


akaruikaku.jpg「小樽明るい革新市政をつくる会」(佐藤勤代表)は、5月13日(金)午後、小樽市役所に「政治資金規正法違反事件に関する申し入れ」を行い、その後、13:40から記者会見を開いた。
 この申し入れは、4月の小樽市長選挙で、市総務部長が政治資金パーティー券を市職員に販売し、政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことに関してなされた。
 「選挙に公正・中立であるべき公務員が、勤務時間中に庁舎内で特定候補のためにパーティー券を売買したことに憤りが広がっています。市長は、警察の捜査とは別に今回の事件を詳細に調査し、市民に報告するとともに再発防止策を具体的にする責任があります」として、①全容を明らかにすること、②再発防止策、③市長の政治的道義的責任など3項目の回答を市長に求めている。
 同会は、小樽地区労働組合総連合(樽労連)、新日本婦人の会小樽支部、小樽民主商工会、全国生活と健康を守る会後志小樽本部(全生連後志本部)、日本共産党小樽地区委員会の5団体で構成され、約3,000人の会員から成っている共産党支援の団体。
 今回の市長選では、同会は、前回の森井候補支持を撤回して自主投票とした。選挙結果は、当選した中松義治候補27,982票と次点の森井秀明候補24,864票との差は、わずかに3,118票だった。
 このため、会見場の記者から「明るい会は、今回、自主投票とした結果をどう総括しているのか」との質問もあったが、佐藤代表は「今回の市長選では、諸般の事情で候補を断念し自主投票とした。今後のことについては、全体で協議し、出直し選挙になった場合には検討していく」と述べるにとどまった。
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