ミュージアムラウンジ「夕日の似合うまち・小樽」

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sunset.jpg 夕方になると、夕日が真っ赤だったり、夕焼け空だったりと、小樽では、夕日に感動する日も多い。
 8月20日(土)15:00より、小樽市総合博物館2階研修室で、「夕日の似合うまち・小樽」と題して、大鐘卓哉学芸員(45歳)が、13名の参加者を前に、専門的知識や経験から分りやすく解説した。
 「小樽では、魅力のあるまちづくりのために、市内を8つの地区に分け、代表する景観を8つ選らび、64景を選定した「八区八景」がある。
 明治9年には八景選びがあった歴史的事実があり、その中に「浜中の夕照」がある。大正時代では「水源地の夕焼け」が選ばれている。昔から小樽の夕景は注目されていた。その理由として、グラデーション・水面にうつる景色・シルエットが綺麗だということに気付く」と話し、「夕日・夕焼けが赤いのは、波長の長い青い光りは散乱し、波長の長い赤い光りだけが届くため。太陽の動きを知ることは、夕日を楽しむためには大切な事で、春分・夏至・秋分・冬至の小樽での沈む時刻や方角を知る必要がある」と説明した。
 実際に、ドームシアターへ行き、それぞれの時期での太陽の沈み方を再現し、その違いを実感した。また、「知っているようで知らない日の出・日の入りの定義として、月の月出・月入りは月の中心部分が水平線(地平線)に達した時をいい、日の出は、上縁が水平線に現れた時をいい、日の入りは、完全に水平線に隠れてしまった時をいう」と解説。
 
 大鐘学芸員は、興味を持つ夕景のおもしろい現象として、
「①ある方向に沈む太陽・・・忍路湾内に沈む夕日や小樽ドリームビーチから見る日和山灯台へ沈む夕日、小樽駅前から見える昇る朝日。いろいろな場所での夕日スポットを調べておくと良い。
 ②変形した太陽・・・2008年6月23日、祝津パノラマ展望台からの沈む夕日の動画。変形した太陽が沈む。盃を逆さまにしたような形になったり、上端が千切れた。太陽の蜃気楼によるものである。
 ③グリーンフラッシュ・・・オレンジの太陽が沈んだ瞬間、緑色だけが見える現象。空気が澄んでいたり、条件がそろうと見える。小樽では、この珍しい現象を見ることが出来るので是非見て欲しい。
 ④2度沈む太陽・・・夏至の頃、余市フゴッペから見るシリパ岬へ沈む太陽は、一度沈み、また見え、また沈む」と、夕日への興味を語った。
 参加者は、うなずきながら真剣な表情で聞き入っていた。