「手宮市場で歴史知って」 女性有志が手作り紙芝居展示


kamisibai.jpg 小樽の下町・手宮の市場内に、100年以上もの間小樽港を守る防波堤について物語る、手作り紙芝居が飾られ、買い物客の目を止めている。
 男女平等参画に取り組む「ネットワーク・らん」の女性有志5人が、「手宮の子たちに手宮市場で歴史を知ってもらいたい」と、10月31日(月)から展示している。
 「ネットワーク・らん」は、市長と語る会、市議会との意見交換、フェリー乗り場の花畑づくりなどを続ける女性有志5人の団体。
 今年、フェリー乗り場の花畑づくり活動が5周年を迎えたことから、7月の海のイベントに合わせて、小樽の海の歴史を物語る紙芝居「運河のまち小樽と防波堤~広井勇伝」を制作した。
 紙芝居は、知人が原案をつくり、それに合わせてパステル絵の具で挿絵を13枚描いた。「今、皆さんが、目にしている小樽港を守っている防波堤は、明治41年に作られた、世界に誇る、優れた防波堤です。この難しい工事に、命を懸けた研究を重ね、百年後の今も立派に港を守る防波堤を作った広井勇博士は、皆さんもご存知の『運河』を作った人でもあります」との書き出しから始まり、歴史的背景や人物紹介、よもやま話などを紹介する。
 女性たちは、「手宮の子たちに紙芝居を見てもらって、手宮には歴史遺産があるということを知ってもらいたい」と話している。入場無料。11月30日(水)まで。
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