小樽市議会活性化検討会議(斉藤陽一良座長)は、11月10日(木)、第3回会合を開き、改選前から引き継いだ検討項目と改選後に各会派から新たに提案された検討項目を確認し、今後具体的な議論を始めることを決めた。
改選前から引き継いだ検討項目は、開かれた議会に関するもの(10項目)、審議の充実に関するもの(9項目)、その他(2項目)の計21項目。
開かれた議会に関するものでは、議会報告会や日曜・休日・夜間議会の開催、インターネット中継など。
報告会については、全会派それぞれが必要との態度を示している。インターネット中継については、民主市民連合を除く4会派がさらに充実すべきと主張。中でも、公明党と一新小樽は、リアルタイム動画配信サービス「Ustream」の活用と委員会の中継もすべきと提案。共産党も同様の考えを示した。また一新小樽は、カメラの撮影場所を議会後方ではなく前方からに変更することも検討項目に追加した。
このほか、自民党は、本会議・委員会の開催時刻についても検討項目に挙げた。一新小樽も同様の考え。
審議の充実に関するものでは、代表質問・一般質問のあり方、討論の義務化、理事者の反問権などが検討項目になっている。
質問のあり方については、民主市民連合を除く4会派が、これまでの原稿の棒読みから一問一答制の導入を提案。討論の義務化については、共産党と民主市民連合が主張。
このほか、一新小樽は、議員個人の議案に対する態度をHPで公表すること、議会質問でパワーポイントの利用、議場へのPC持込などを提案した。
その他の検討項目では、政務調査費の議員個人に対する交付と視察復命書についてが挙げられているが、公明党は、新たに議員定数についてを追加する考えを示した。
各会派は、これらの検討項目を持ち帰り、会派内で議論した上で今後具体的な議論を始める。次回の会合は、12月22日(木)。
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