白水会水彩画展開催 市立小樽美術館

 白水会水彩画展が、4月18日(水)から22日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。白水会会員50歳後半から80歳までの女性13名が、3作品ずつ出展し、39点を展示している。
 毎年この時期に開かれていた彩の会と白水会の合同展が24年間続けられていたが、昨年解散し、今年は、第1回目の「白水会水彩画展」として開催している。
 白水会は、白江正夫講師の水彩画教室で、白い画用紙に自分の描きたいと思うことを、水彩画で表現する会で、白い画用紙の「白」や水彩画の「水」、教室も水曜日ということで名付けられた。小樽市勤労女性センターが、教室の場所だったため、女性会員だけで始まり、現在も全員女性。現在は、生涯学習プラザで月2回絵を描いている。
 今回の作品展は、白江先生に教わったことを基に、それぞれに自分の思いを込めて、個性豊かに描いた力作揃い。帯広から来ている会員は、十勝の風景を描き、大地の豊かさを伝える作品。「凍る朝」・「冬の予感」は、自分が描きたいと思ったものを独自の画法で描き、印象深い作品となっている。
 会員のひとりは、「1年間、熱い思いを込めて、学んだことを基に、一生懸命描いた作品ばかり。会員はみな向う姿勢が同じ。この機会に是非多くの人に見てもらいたい」と話した。
 市内在住の女性は、「『冬の予感』や『凍る朝』は、抽象画かと思ったが、良く見ると風景が描かれていて、興味深い。具象画が多くあり、光る作品も多く、これからが楽しみ」、同じく市内の女性は、「友達の絵を見に来た。どんなことを描くのか気になり来た。空がダイナミックだった。一風変わった絵を見かけ、個性的で良かった。水彩画は、迫力を出すのが難しい。透明感があり、デッサンもしっかりしている作品が多い。絵は、自由ですから・・・」と感想を話した。