500株のあじさい庭園見頃  小樽貴賓館


ajisai1.jpg 小樽貴賓館(祝津3・旧青山別邸)では、7月20日(金)から、昨年に引き続き「あじさい庭園」がオープンした。同庭園内では500株、レストラン前で約70株の紫陽花を楽しむことができる。
 旧青山別邸は、青山家が明治、大正を通じ、鰊漁で巨万の富を築き上げ、3代目の政恵が建てた別荘。平成22年国より登録有形文化財に指定され、北海道屈指の美術豪邸。
 庭園内は、ブルーや白の紫陽花が1週間ほど前から咲き始め、今では一面に咲き揃い、見頃を迎えている。
 「水やりは朝と夕の2回、井戸水をポンプで汲み上げ、根元に水がいくように20cm間隔に管を設置している。今年は、日照りの日が続き、花が長持ちするように、日光を遮る日陰を作った。この庭園の土壌は酸性が強く、アルカリ性の土壌では、花の色が違ってくるので、それが今後の課題でもある」と、同館支配人の工藤友文氏は説明した。
ajisai2.jpg 間引きすると大輪の花になることや剪定の仕方など、専門家に育て方のアドバイスを受け、今後もっと株を増す予定。あじさい庭園隣には、ツツジ園があり、建物内部の美術品もさることながら、庭園の花でも、来館者に喜んでもらいたいとしている。
 同館レストラン前の紫陽花は、まだつぼみが多く、これからが見頃となる。和風レストラン「花かずら」では、期間限定品「涼風御膳」を、8月31日(金)まで提供している。
 同支配人は、「皆さんに是非来館してもらい、花の見頃を楽しんでもらいたい」と、来館を呼びかけている。例年8月10日頃まで見頃が続いている。
 開花状況ダイヤルは、0134-61-07007 小樽貴賓館HP
 旧青山別邸入館料 中学生以上1,000円、小学生以上500円、団体割引(10名以上)900円、修学旅行中学生以上500円、小学生300円。