長崎屋小樽店で"介護相談フェア" 小樽育成院


kaigofair1.jpg 社会福祉法人小樽育成院(オタモイ1)では、「介護相談フェア」を、10月23日(火)と24日(水)の2日間、11:00から16:00まで、小樽長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで開いている。
 今年で3回目となる同フェアは、福祉や介護について、身近に感じてもらいたいと企画している。同法人のオタモイデイサービスセンター、特別養護老人ホームやすらぎ荘、養護老人ホーム育成院、オタモイケアプランセンター、小樽市北西部地域包括支援センターの各事業所が一体となり、各1名ずつ5名で介護相談や小樽育成院の各施設の利用方法についての質問にも対応している。
 会場となった公共プラザでは、休憩している高齢者も多く、介護保険、介護サービスなどについても気軽に相談できるよう取り組んでいる。
kaigofair2.jpg 各施設の外観及び内部などの様子をパネルで紹介し、養護老人ホーム育成院にある文化系、運動系の11のクラブ活動報告や、民謡、詩吟などが開かれている様子も紹介してる。また、各事業所や小樽市の介護保険についてのパンフレットも配布している。
 相談では「申し込んでからいつ入所できるか?」や「利用金額」についてが多い。現在、入所希望の待機者が多く、緊急時を除いては、ある程度の待機期間が必要となるが、その間、デイサービスやヘルパーの利用などの方法を相談できる。
 小樽市北西部地域包括支援センターの斉藤彰子管理者は「認知症の介護をしている人に、家族の思いを受け止めてくれるケアが足りないという話を聞いた。介護される本人も大変だが、支える家族への配慮も大切だと思う」と話し、養護老人ホーム育成院の竹中正人生活相談係主任は、2時間半で、15、6人を対応し「年配の方や1人暮らしの方が、自分のことに置き換えて質問をしている。以前、この介護フェアが、デイサービスセンターを利用するきっかけとなったケースもある。気軽に立ち寄り、質問してもらいたい」と話していた。
 10月24日(水)も11:00から16:00まで同会場で開かれている。