総額11億6,300万円 市役所が冬のボーナス支給


 小樽市役所(花園・中松義治市長)は、12月14日(金)、全職員1,651名(市長・副市長含む)に対し、総額11億6,300万円の冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。
 今回のボーナスは、給料月額等を基礎にした基準額の期末手当1.375ヶ月、勤勉手当0.675ヶ月の2.05ヶ月分を支給した。基礎となる給料月額については、一般職では3〜5%、特別職では、市長については30%、副市長については18%の自主削減を引き続き行っている。
 これにより、税等控除前の支給額は、市長169万2,726円(昨年度84万6,363円)、副市長159万7,622円(昨年度同)、一般職1,649名平均70万3,342円(昨年度71万0,720円)となった。
 市議会は、議長124万7,958円、副議長112万6,434円、議員103万0,617円の支給となった。
 小樽市は、多額の市債(借金)を抱え、他会計からの多額の借入で、日々の会計の辻褄合わせを行っており、財政は依然として火の車状態だ。さらに、今年も、職員が児童買春で逮捕されるなど不祥事続きが後を絶たない中での支給となっている。
 「景気がどん底になっている小樽の街で、市民から見れば市役所は別世界だ。市民の税金から出ているのだから、ボーナス全額を市内で使って返してほしいよ」と、商店主(稲穂)の嘆きは止まらない。
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