小樽公園近く "アカゲラ"に遭遇

 朝からの大雪が晴れ青空が広がる中、2月21日(木)の15:00頃、小樽公園(花園5)から、小樽市教育委員会へ抜ける道を歩いていると、木を突く音が聞こえてきた。
 耳を澄まし、音の方を探すと、「アカゲラ」のオスに遭遇した。青空の下、真っ白な新雪が眩しくアカゲラの赤い羽根が映えていた。
 「コンコン・・コン・・」時折り吹く風の音に消されながらも、一生懸命に木を突く音が聞こえてくる。元気なアカゲラは、人に気付く暇もなく木を突き、木の中にいる虫を探しているようだ。
 持参していたビデオを回し、アカゲラを見失わないように息を潜めた。小樽公園付近は雪に覆われ、通れるはずと思っていた道が雪に埋もれていたため、遠回りしたおかげで、思いがけずアカゲラに遭遇した。
 大雪で良い思いをした記憶はなかったが、今回ばかりは大雪の贈り物となった。小樽では、まだまだ自然が多く、野鳥の出現は珍しくないが、アカゲラも春を待ちわびているに違いない。

 アカゲラ・・・啄木鳥の仲間。北海道に一年中いる留鳥。公園や山、森林などで見られる。大きさは24cm程、背、頭、尾は黒い羽。背中に白い横縞や白い斑点がある。腹の下部分は赤、オスは頭にも赤い色があり、メスは無いので性別の判断ができる。強力なくちばしで木を突き、中にいる虫を長い舌で捕まえて食べる。