"高機能消防指令センター"本運用開始 市消防本部

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 小樽市消防本部(花園2)は、消防救急無線のデジタル化に対応するため整備を進めてきた「高機能消防指令センター」の試験運用を終え、3月26日(火)から本運用を開始した。
 それに合わせ、11:00より消防庁舎3階同センターで、中松市長をはじめ、市議会議員、消防関係者21名が出席し、同センター運用開始式が行われた。
 市長は「最新の情報通信機器とネットワークで構成され、平成28年5月の期限となる消防救急無線のデジタル化への対応をはじめ、都市構造や生活様式の変化による災害の多様化、高齢化による救急需要の増大、また、地震や集中豪雨、大雪といった自然災害の大規模化など変化する各種災害に対処するため導入した。運用する同センターを最大限活用し、本市が掲げる安心安全で住みやすい町づくりを目指したいと考える」と挨拶した。
 担当者による指令センター機能について詳しい説明が行われ、その後、センター内を見学した。
shireicenter1.jpg 119番通報の受付を行う指令台では、指令管制業務に関わる全ての有線・無線を取り扱い、自動出動指令装置、地図等検索装置を組み込み、連携して運用を行う。大規模災害時は5席で、的確迅速に処理できる受付体制となる。
 正面には、70インチの大型表示盤を3面(多目的情報表示盤・支援情報表示盤・車両運用表示盤)を設置。高所監視カメラの映像による石狩湾全域を監視することにより、津波等の災害に対してかなり早い段階で状況を確認でき、より早い防災活動が可能となる。また、車両運用表示盤では、各出動車両の活動状況を把握できる。各指令台には、住宅地図を搭載。119番が入ると地図上に発信者の場所が表示される。
shireicenter2.jpg 出席者は、画面に映し出された現在の防波堤の様子や、119番通報の試験通報を体験。通報場所が画面に表示され、固定電話からの通報では自宅が画面上に表示される。現場近くの消防車両や救急車を効率良く出動させることが可能となり、最新の情報通信機器等に出席者は関心を示していた。
 柿崎隆幸消防長は、「最新鋭のシステムを充分に活用し、市民の安全安心に答えたい。今までは、119番通報の特定に時間がかかり、災害弱者(寝たきり、外国人、観光客)を含めた人達からの119番通報に有効となる。場所を上手く伝えることが出来ない人からの通報も、いち早く情報を確認し、現場に近い消防車や救急車の出動が可能となり効果がある。消防本部全力で取り組んでいきたい」と話した。
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