桜の季節のトリを飾る"天狗桜"満開!


tenguzakura20120527.jpg 小樽市内の南西に位置する標高532mの天狗山山頂にある、樹齢100年を超えるエゾヤマザクラが、5月29日(水)に満開となった。関係者は「これまでで一番遅い満開日では?」と話す。(写真は昨年5月27日の様子)
 26日(木)頃から咲き始め、20℃を超える好天が続き、一気に開花が進んだ模様。市内で一番遅く桜と言われ、市民に「天狗桜」と親しまれている。
 春の風物詩・桜の前線は、3月13日に九州からスタートし、5月6日に函館に上陸。札幌管区気象台では、5月13日に標本木のソメイヨシノの開花宣言。同じ日に、小樽警察署前庭にあるソメイヨシノも開花した。その後、北上を続け、5月26日に、稚内に桜前線が到着。昨年より12日遅く、統計以来一番遅い開花に。5月27日には、根室市の旧測候所標本木千島桜の開花宣言を発表した。
 満開を迎えた天狗桜は見頃となり、見る角度によってハート型に見える桜と、山頂からの雄大な景色をバックに写真撮影スポットになっている。
 満開に合わせ、天狗桜のライトアップも行われている。天狗山山頂から市街を見下ろす景色は、ミシュラングリーンガイドジャポン(観光案内本)2009・2011で星1つを獲得。北海道三大夜景のひとつに数えられ、観光客や市民に人気を得ている。
 小樽天狗山ロープウエイでは、「天狗桜満開日を予想するクイズ」を実施。応募総数20通の中から、29日を満開と当てた正解者は1名。天狗山グッズが贈られる予定となっている。
 この時期は、春紅葉が真っ盛り。満開の天狗桜と一緒に春を満喫できる。強風が吹かなければ、暫く桜を楽しむことができるという。
 天狗桜情報
 小樽天狗山ロープウェイHP
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