水彩・油彩33点の多彩な表現 古屋教室絵画展


furuyagallery1.jpg 古屋ギャラリー(花園4)では、第12回絵画展を5月21日(火)から26日(日)まで開催中。同ギャラリーを営む古屋五男氏が開く絵画教室の40代~80歳代・18名の油彩画18点と古屋氏の水彩画15点を展示している。
 テーマは無く、それぞれが教室の中で学んだことをベースに、自分なりに表現した具象作品が多い。同教室は、月4回(2時間)に同ギャラリーで、花や果物、乾物、新鮮な魚、人物などをモデルに楽しく勉強し、年1回は写生一泊旅行、秋には日帰りで写生へ出かけている。
 古屋氏は、「色彩、形を、限られたスペースにどう表現するか構図を研究。場所によって工夫や削除をして描く。風景では360度、どこの部分をとらえるかが第1の課題となり、画面が決まり、自然光、形、天候などをとらえて表現する。視点をどこに置くかアレンジを加え学び、一歩進んだ絵づくりができる」と話していた。
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 浦屋陽一さんの「まなざし」は、片方の目をキャンバスに大胆に描いた作品。秋の写生会で道庁へ行った時の作。
 入会1年の石田陵子さんは、水彩画でカーネーションとホッケの開きを出展。「教室で乾物を描いた時に上手くいかなかったので、ホッケの開きを3枚買い自宅で描いてみた。楽しみながら学んでいる」と話した。
 古屋氏は、「それぞれの持ち味を引き出し、表現できるようにと意識して指導している。今回の絵画展は、今まで以上に個性的になってきている。ひとりひとりの持つ特徴が全面に出ている。自然の物に対する表現力がつき、楽しみながら日々学んだ作品を見ていただきたい」と話した。
 第12回絵画展 古屋ギャラリー(花園4) 0134-27-1036
 5月21日(火)~26日(日)10:00~17:00 入場無料