市採用試験の見直しと給食センター完成 定例市長記者会見


 定例市長記者会見が、7月29日 (月)11:00から、小樽市役所(花園2)本館市長応接室で開かれた。
 会見項目では、平成25年度の職員採用試験での筆記試験の見直しと2次試験で集団討論を新たに導入する。ドライシステムと汚染・非汚染区域の明確なゾーニングを導入した小樽市学校給食センター(真栄1)の完成を報告した。
 はじめに、平成25年度の職員採用試験について、事務・土木技術・電気技術・消防吏員・衛生科学技術の5つの職種で募集する。事務については身体に障害のある人を若干名、別枠で採用を予定している。定年退職者の補充などで、事務は20名。土木技術、消防吏員は5名、衛生科学技術と電気技術は若干名を募集する。
0729mayer.jpg 昨年度までは、1次試験は教養や専門の筆記試験、2次試験は個人面接で採用者を決めていたが、行政のニーズの多様化、コミュニケーション能力や協調性や積極性などを持った職員が求められ、民間志望や社会人にも受験してもらい、広く人材を求めているため今回から採用試験において2つの試みを行う。
 1つ目は、筆記試験の見直しで、全国的に採用されている学力知識を検査する学力試験を行ってきたが、社会人からも受験しやすいように民間企業で導入している言語や数的能力他、職務適正を計る総合適正検査を行う。2つ目として事務職と消防吏員について面接試験の見直しを行う。1次試験の合格者数を増やし、2次試験として集団討論を新たに導入。3次試験で従来の個人面接を行う。採用試験の変更により、行政課題に対し立ち向かえるチャレンジ精神を持つ人材を採用したいとしている。
 小樽市学校給食センター(真栄1)の完成について
 「7月29日(月)14:00から落成式を行う。夏休み期間中に調理トレーニングを行い、2学期から給食提供に万全を期す。特色は、調理前の食材を扱う汚染区域と非汚染区域の間を人や食材が往来しないよう区分し、床面を水で濡らさないドライシステム方式を採用し、衛生管理を徹底。安心安全で美味しい学校給食を提供できる施設となる。道内でもトップレベルと自負している。最新の料理機器を備え、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま、さらには、新たなメニューも提供できるようにしたい。小樽市では、このセンターを通じ、子ども達の健全な心身発達と豊かな人間形成を育むため、より安全で美味しい給食を児童生徒に届けたい」と報告した。
 質疑応答では、集団討論を導入した採用試験についての質問に、「従来のペーパーテストでは足りず、今回初めて幅を広げ、2次試験でテーマを集団で議論し、面接を3次試験に行う。新しい取り組みで、良い人材を求め、リーダーシップの取れる挨拶のできる職員を採用したい」とした。
 最近のJR北海道の事故についての質問
 市長は、「思いもよらない事故が続き、残念。うっかりしたミスもあり、安全性が求められる。未然に事故を防ぐ努力をし、利用しやすいJR北海道であってもらいたい。観光シーズンで、JRを利用することも多く、最善の注意をはらってもらいたい」
 北照の甲子園出場について
 市長は、「8月5日に組み合わせの発表がある。春、夏と連続しての出場。力はついてきていると思う。上位を目指して頑張ってもらいたい」とエールを贈った。
 次回定例市長記者会見は、8月22日(木)11:00を予定。
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