消える△屋根! 旧丸井今井ビル解体


1003maruiimai.jpg 小樽市内の一等地、13階建の旧丸井今井ビルの4月から始まった解体工事が進み、10月に入り、小樽のランドマークとなっていた△(三角)屋根の解体に移った。
 デパート(丸井今井)やホテル(グランドH)などが入り、バブル期の小樽を象徴していた大規模商業ビルは、1990(平成2)年に、丸井今井主導で市街地再開発事業として約130億円かけて造られた。地上13階・地下1階建(延43,600㎡)。
 同ビル屋上部分には、特徴ある5つもの三角屋根が寄り添い、長年にわたり、小樽のランドマークとして市民に親しまれていた。4月から始まった解体工事は、旧マルサ棟から始められ、同部分の解体が進み、10月に入り、旧グランドホテル三角屋根部分の解体に取りかかった。屋根をはがされ、鉄骨がむき出しになった三角屋根の一部は、数日で解体され、残された三角部分にも解体工事が進む。
 4月から始まった解体工事は、来年3月までの予定で、小樽の夢の跡となる更地には、高齢者住宅と病院(エキサイ会)が建設される。
 結婚式や集会、買い物などで市民が集った商業ビルから、医療・福祉ビルへの変身は、小樽の街の一時代がはっきりと終焉したことを示している。
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