元気にシュプール! 伝統の「小樽スキー学校」始まる


otaruskyschool3.jpg 穏やかな天候の中、4年生以上の小学生と中学生を対象とした「小樽スキー学校(上林猛学校長:教育長)」が、1月7日(火)・8日(水)・9日(木)・10日(金)・11日(土)の5日間の日程で市内の天狗山スキー場、朝里川温泉スキー場、スノークルーズオーンズの3会場で始まった。
 主催は、小樽市教育委員会・小樽学校スキー研究会。参加児童生徒数は、4年生以上の小学生276名、中学生13名の合計289名。
 「児童生徒に正しいスキー技術を基礎から教え、小樽の人すべてがスキーを楽しむことが出来るように」と、1951(昭和26)年、小樽スキー連盟主催の「小樽スキー学校」がスタート。今年で63回目を迎える伝統のあるスキー学校。
otaruskyschool1.jpg 小学4~6年生・中学生を対象とし、市内の小中学校教諭を中心とした講師陣によって、初心者のプルークボーゲンから上級者のパラレルターン大回り・小回りまでの指導が受けられる。
 参加者全員に、小樽学校スキー研究会のスキー協定に基づき、4日目に1級~5級の級別バッチテストが行われ、最終日には、検定証書と級別バッチがもらえる。進級を試みて毎年参加し、励みにしている児童や生徒も多い。
 7日(火)、天狗山スキー場には、168名の参加者が集まり、16班に分かれ、小樽学校スキー研究会会員の教員等46名が講師となり指導にあたった。
 天狗山ロープウエイ乗り場横のゲレンデに9:30に集合し、開会式が開かれた。上林学校長は、「運動不足になりがちなこの季節、5日間汗をかいてもらいたい。怪我のないよう、バッチをもらえるよう頑張ってください」と激励した。
otaruskyschool2.jpg その後、リフト使用の班やロープウエイで山頂まで行く班に分かれ、講習が始まった。
 小学4年生の初めて参加の班は、ロープウエイで山頂へ到着。そこで、スキーを着けて山頂ファミリーリフトに乗り、先生の指導を聞き、手本を見て、ファミリーコースを滑走した。参加した児童・生徒らは、「スキー学校を楽しみにしていた」と話していた。 たまに雪がちらつ程度の好天となり、参加者は、気持ち良さそうに滑っていた。
 同スキー場では、6つのコースがあり、現在、全コース滑走可能。他のスキー学校の生徒の練習時間と重なり、真っ白な雪山にカラフルなスキーウエアを来たスキーヤーで賑わっていた。
 関係者は「多い時で2,000人が参加していたが、最近では300人前後と少子化に伴い、年々減少している」と話した。
 講習時間は、天狗山スキー場・朝里川温泉スキー場は9:30から12:00まで、スノークルーズオーンズは10:00から12:30まで。
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