国内最小のネズミイルカを展示 おたる水族館

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 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)では、国内で飼育しているネズミイルカの中で、一番小さい未成熟の個体の展示を、5月9日(金)から、同館1階のほのぼのプールで始めた。
 国内で飼育しているネズミイルカは、現在5頭しかおらず、その内の4頭が当館で飼育され、1頭は、千葉県にある鴨川シーワールドで飼育されている。
 同イルカは、函館市南茅部沖の大型定置網で混獲され、北海道大学水産学部で観察や実験を行なった後、4月30日(水)に、以前から同大学との共同研究を行っている同館へ搬入された。
 aqua-dolphin.jpgネズミイルカの定置網への混獲を防ぐための調査研究や環境認知実験、生態調査等を、共同で行なっている。
 同イルカの名前は”マナ”で雌。体長124.5cm・体重28kg・年齢は推定2歳。
 同水槽には、雄のシュンとテッペイの2頭と、雌のアツコ1頭が展示中で、ニューフェイスのマナとの同居が始まった。以前から展示中のネズミイルカ達は、体長160〜170cmで、体重が60kgある。
 5月8日(木)の夜に引越したマナは、餌を食べなかったが、徐々に環境に慣れ、15日(木)には、他のイルカと体を寄せ合い、悠々と泳ぐ姿が見られた。来館者も、4頭の仲良く泳ぐ姿に足を止めて見入っていた。
 同館では、ネズミイルカの繁殖に取り組んでいるが、以前にアツコが妊娠したが死産となった。今後、繁殖を成功させたいと期待を寄せている。
 2008(平成20)年まで飼育していた次郎吉(ジロキチ)は、国内最長となる24年間飼育した経験もある。(平均寿命15年〜20年)。
 同館魚類飼育課・梶征一飼育員は、「国内では最小の120cmの可愛いネズミイルカ。性格はそれぞれ違い、どちらかと言うと気の強い女の子だと思う。是非見に来ていただきたい」と話していた。
 おたる水族館HP