道内外から3,116人! おたる運河ロードレース

 小雨がぱらつくあいにくの空模様の中、「第26回おたる運河ロードレース大会」が、6月15日(日)、色内ふ頭公園を会場に開かれ、道内外から3,116人のランナーが参加した。
 ”歴史とロマンを駆け抜ける”をスローガンに、平成元年に小樽港開港90周年を記念しスタートした同ロードレースは、小樽の大きなイベントのひとつとなり、ボランティア500人の協力のもと開かれた。今年は、小樽水道創設100周年と下水道60周年を記念した大会となった。
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 会場には、色とりどりのユニホーム姿のランナーが続々と集まり、受付を済ませ周辺をウォーミングアップする姿が見られた。
 8:30から開会式が行われ、大会長の中松義治市長は、「遠くは沖縄から、全国31都道府県から参加申込みがあり大変うれしく思う。皆さんの熱気で雨を吹き飛ばしてもらいたい。小樽運河や観光名所を楽しみながら走ってもらいたい。皆さん頑張ってください」と激励した。
 9:00に中松市長のピストルの合図で、ハーフマラソンがスタートし、心地良い潮風を浴びながら駆け抜けて行った。その後、5km、2.5km、10kmのランナーが次々とスタートし、沿道からは声援が響いた。
 ロードレースのコース周辺は、交通規制が敷かれ、ランナーは、運河周辺の歴史的建造物が立ち並ぶコースを、懸命に走った。沿道では「頑張れ!」との声援が飛び交い、ランナーを励ましていた。
ungaroadrace.jpg ゴール付近では、ランナーを待つ知人やチームメイトらが待ち構え、声援が送られる中、汗だくとなったランナーが、余力を出し懸命に走った。
 完走者全員に完走記録賞が渡され、表彰式では、上位6位までに賞状とメダルが贈られ、大きな拍手が湧いていた。
 オレンジ色の揃いのTシャツを着た「チームアンポンタン」は、札幌から参加。火曜日と金曜日に集まって練習を重ね、他のロードレース大会にも出場している。
 新発寒小学校6年の竹田龍喜君は2.5kmを完走し、「一生懸命に走った。いつもより速く走れた。これからも毎年出場したい」と感想を話した。
 また、中学生男子5kmを17分53秒で優勝した札幌在住の安原渉平君(中3)は、「バトミントン部に所属し、部活でいつも5kmを走っている。優勝でき、自分でもびっくり。初めてなので嬉しい。お餅を食べて頑張った」と笑顔で話した。
 6月17日(火)以降、完走者全員の記録は、アイ・サム「北海道スポーツコミュニケーション」の「おたる運河ロードレース大会」に記録が掲載される。
 次回「第27回おたる運河ロードレース大会」は、平成27年6月21日(日)開催を予定している。
 おたる運河ロードレース開催のお知らせ
 アイ・サム社HP
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