どしゃぶり ざぶん! "潮ねりこみ"に無情の雨

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 7月25日(金)から27日(日)の3日間の日程で開かれている、小樽の最大イベント「第48回おたる潮まつり」の2日目。
usionerikomi1.jpg 80梯団(チーム)約6,000人が、市内中心部を踊り歩くメインイベメントの「潮ねりこみ」が、7月26日(土)13:00に花園グリーンロードをスタートした。
 しかし、朝から降り出した雨が、13:00のスタート時点から強くなり、浴衣をびしょびしょに濡らす、まつりには、あいにくの空模様となり、中央ステージまで雨と風にあおられながら踊る、非常事態となった。
 出発前には、恒例のくす玉割りを行い、役員梯団から「潮ねりこみ」がスタートした。花園商店街を通り抜け、雨に負けず元気に踊り、街中には、「ドンドコザブーン」の曲が響き渡った。
usionerikomi2.jpg だが、悪天候を懸念して、出場を辞退するチームが続々と現れ、集合場所の花園グリーンロードには、参加者が集まらず、踊りの列が途切れてしまうなど、雨によるパプニングが続いた。
 いつもは、ねりこみの沿道を、多くの市民が見物に繰り出し、踊り手にビールや菓子を手渡す姿が見られるのだが、強い雨と風で、今年はさびしいまつり風景となった。雨の影響で、ずぶ濡れの踊り子も見物客も、冷たいビールに手が伸びず、露店の売り子は「まるで売れない」とぼやいていた。

 それでもサンモール商店街のアーケードの両側には、多くの見物客が並び応援を続けていた。長橋幼稚園では雨のため、園バスで移動。サンモールで下車した園児は、園長先生の掛け声に合わせ、元気に踊りを披露し、観客を湧かせた。
usionerikomi3.jpg 市内の男性(85)は、「来年は来られないかもしれないと、踊りを見に来た。じっと見ていると寒くなった。雨の中を踊るのは気の毒。風邪をひかないよういしてもらいたい。毎年同じスタイルのため平凡なので、特徴あるものを加えた方が良いと感じた」と話した。
 14:30過ぎに出発予定のとびいりDE踊り隊も、人数が集まらず、次の団体が先に出発するなど、参加梯団プログラムにはかなりの変更が生じていた。
 駅前通りの沿道には、見物客はほどんど見られず、中央ステージに近づくにつれ、雨と風がさらに強くなり、ホテルノルド前では、傘が壊れるほどの強風が吹き荒れた。

 まつり会場の露店は、テントを締め、閉店している店が目立った。同まつり関係者の話では、「まつりに17年間携わっているが、自主判断で閉店しても良いとなったのは初めて。とても残念に思う。小樽の活性化を目指しているイベントなので、これでは商業振興にならない」と、肩を落としていた。

 ”どしゃぶり ざぶん”の中、”どんどこ ざぶん”の唄に合わせ、ねりこみの踊り手たちは、ソーレ、ソーレと掛け声を合わせ、小樽魂ここにありを示していたが、踊りが終わると、「早くお風呂に入りたい」と、足早に帰って行った。
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