恒例の秋の収穫祭 都通り商店街

 小樽都通り商店街の秋の恒例行事「秋のみやこ市」が、9月19日(金)から23日(祝・火)まで、開催している。農産物の即売会やゲーム大会・風船で装飾するアートストリートなど、盛り沢山にイベントが用意され、心待ちにしていた市民らが訪れ賑わった。
0919miyakoichi2.jpg 初日は、絵画や木工品・手芸品などを販売する「都通り蚤の市」も開かれた。市内在住の女性は、手作りしたバックや帽子など100点以上を並べ、中には、大漁旗を染め直し、ズボンと帽子を作ったアイディア品も揃えた。「この日のために、手作りし準備してきた。楽しみながら参加している」と話し、訪れた市民らに、商品の説明をしていた。
 また、秋の100円市では、ぶどう1パックを100円で提供。11:00に開始したが即完売となった。20日(土)は、柿1袋を100円で提供する予定。
 初日の目玉イベントは、「じゃがいもバケツ1杯詰め放題100円」が行われ、13:00の開始に、11:00頃から並ぶ人が出るほどの人気で、200名近くが列を作った。
 今朝、真狩産のじゃがいも1トンが会場に届き、参加者は、産地直送の大粒のじゃがいもを、バケツに大盛りにした。5名ずつ行われ、入り切らないほどのじゃがいもをバケツに盛り上げ、楽しんだ。会場には、小樽商科大学小樽笑店のメンバー20名が参加し、様々な場所で手伝いをしていた。
 毎年参加している70歳代の男性は、「12:00から並び、1時間45分待った。美味しいイモなので、カレーや肉じゃがにして食べる」と笑顔で話した。
 都通り商店街を風船アートで飾る「第8回アートストリート」では、手作りワークショップや、小樽商科大学小樽笑店主催のミニゲーム大会、バルーンアート教室や、Kuroさんのジャグリングなどの催し物を用意。
 バルーンアーティストのカームさんと兄のKuroさんは、海をテーマに、約1万個のカラフルな風船を使って会場を飾り付け華やかにした。小樽笑店のメンバーも手伝い、3日前から枠組みをはじめ、マッコウ鯨とダイオウイカをメインに、様々な海の生き物を風船で表現している。balloonartist.jpg
 小樽出身のカームさんは、小樽在住で、今年6月にバルーンパフォーマンスで日本一となる実力者。「雨と風と戦いながらの製作で大変だったが、海をテーマに風船で表現。会場で写真を撮ったり、子どもから大人まで楽しんでもらいたい」と話した。
 会場には、秋の味覚を買い求める人やバルーンアートをバックに写真撮影を楽しむ人などが行き交い、賑わった。
 なお、20日(土)は、11:00から毎週開催の百姓くらぶの無野薬野菜市を開催し、今年新たに倶知安マルシェが加わり、季節の野菜やフルールなど、旬の味覚が集結する。12:00から、百姓くらぶの協力で、「もちつき大会」を行い、つきたての餅を振舞う予定。
 また、小樽文学舎主催の「文学館古本市」を12:00から16:00まで開き、市民から提供された古本を格安な値段で市民に還元する。

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