文化は国際交流から! 小樽青少年国際交流会議


kokusaikouryu1.jpg 冷たい雨が降る11月3日文化の日、12:30から17:00まで、小樽商科大学(緑3)で、小樽青少年国際交流会議が開かれた。
 小樽南ロータリークラブ主催。小樽商科大学国際交流センター協力、小樽市・小樽市教育委員会・小樽ユネスコ協会の後援。
 外国からの留学生(中国)11名(男2名女9名)、商大生(マジプロ)5名、市内高校生25名、中学生3名、ロータリークラブ員5名、通訳5名、運営スタッフ10名の合計71名が参加した。メインテーマは、地域の若者の国際意識を高めよう!
 留学生、大学生、高校生、中学生など55人が5グループに別れ、ディスカッションが行われた。ディスカッションのテーマは、国際交流・日本の教育・小樽観光の3つ。小樽の国際交流には何が必要か?、日本人の海外留学の現象について考える、観光都市を目指すには運河以外何が必要か?について真剣に意見を交わした。
kokusaikouryu2.jpg 最初に、元ロータリーの奨学生で小樽商大卒業生の石龍潭(セキ・リュウタン)山口大学法律科教授による、”私の目から見た、そして体で感じた国際交流”と題した基調講演が行われた。
 ディスカッションのコーディネーターは、商大マジプロの学生たちが担当し、国際交流・日本の教育・小樽観光などのサブテーマに沿い、活発な討論が行われた。参加者は女性が多数を占め、小樽でも、女性の進出度合いの高さを伺わせていた。
 参加した中国からの留学生は、「素晴らしい会議であり、若い日本人の考え方など新しい体験をした。このようなイベントの回数を増やし、国際交流の輪を広めることは大切なこと」と話していた。
kokusaikouryu3.jpg 中学生や高校生も活発に意見を述べ、始終和やかに進行した。各グループは日本語や英語での発表を行い、国際色豊かな会議となった。
 最後に商大国際交流センター長の穴澤教授は、「学生は、いつもは教えてもらうことが多いが、今日は、自分で物事を考えて活動し、活発で良かったと思います」と講評し、「この教室は、3面ホワイトボードで囲まれ、電気機器も完備し、授業スタイルも改善されてきています。是非、小樽商大に来てください」と、若者に呼び掛けていた。
 閉会後も、教室から立ち去らない参加者らで話し合いが続き、小樽での青少年の国際交流は、確実な歩みを見せていた。(写真提供:小樽南ロータリークラブ)