ブルーシート掛けて冬眠へ! 博物館の展示車両


 小樽市総合博物館(手宮1)本館の屋外展示中の車両に、ビーニールシートを掛ける作業が、11月8日(土)10:00に行われた。
sheetkake1.jpg 構内の雪が溶け始めた4月12日・13日に、シートが外された屋外展示車両にも、再び冬支度の季節が到来した。冬期間の雪や氷から、貴重な鉄道車両を守るためのシート掛けは、毎年行われている作業。
 初日の8日には、同館職員とNPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸代表)会員やボランティア10名が参加し、冷たい風が吹く中、作業を開始した。
 構内には、特急型気動車「キハ82型」や蒸気機関車の「C5505」、電気機関車「ED76形」など、鉄道ファンにはたまらない車両50両が展示されている。その内、約35両にシートをかけている。
 参加者は、ハシゴで天井に上る人や上手に車体を包む人・紐を縛る人など、それぞれが分担して進められた。1両に3枚のシートを使用し、車体は青のビニールシートに包まれていった。
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 手間の掛かる作業だが、本日の参加10名は経験者が多く、開始1時間後には、4つの車両のシート掛けが完成し、12:00まで5〜6両を目標に精を出していた。
 同会五十嵐義郎さんは、「冬期間の雪や氷から守るために行われる。全国各地から鉄道マニアが同館へ訪れ、建物の中に展示されている車両が多い中、同館では、屋外に車両が展示されとても評判が良い」と話し、日頃から車両にペンキを塗ったり、修繕に尽力している。
 同シート掛けは、9日(日)・15日(土)・16日(日)にも、10:00〜12:00を予定し、その作業を体験することができる。雨や強風時は中止。
 問合せ:0134-33-2523 小樽市総合博物館
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